PER(株価収益率)とは
どうも!!mikiです。
株式投資を行う時に、ネット証券を利用する方が多いと思います。証券会社のHPより株式を購入する際、様々なデータを見ることができます。
その中でPERという項目がありますが、株式投資をするうえで初歩的な知識になります。今回は、私の勉強もかねてPERについて書いていきたいと思います。
PERとは
PERとはPrice Earnings Ratioの略で、日本語にすると「株価収益率」と言います。
「株価収益率」とだけ聞くと何か難しいように感じますが、「1株あたりの純利益に対する株価の割合」を表しています。
ここでいう純利益とは、企業が発表する見通し(予想)の数値を用いるため、決算前後で僅かながら値は異なってきます。
PERは現在の株価が割高なのか割安なのかを表す指標となり、PERが高いほど株価は割高、安いほど割安となります。
割高・割安の基準
はじめに言うと、PERには具体的な基準値はありません。
その理由としては成長性の高い優良企業の株は、買われる傾向があり必然的に株価およびPER値も上がるからです。逆に魅力のない企業の株価は、購入されず株価やPERは低くなります。
また、業種によりPERの水準は異なるため、一概に比較することはできません。
そのため、購入時にPERを比較するには、同業種の企業の値を参考にしなければなりません。
株式投資について書かれているブログやサイトを見てみると、PER10倍以下を割安、30倍以上を割高と書かれていたり、15倍以上は割高だと書かれてたりとそれぞれ異なった指標を持っています。
保有銘柄のPER
私が現在保有している銘柄の「LIFULL」と「ソフトバンク」のPERは下記の通りとなります。
- LIFULL 25.45倍
- ソフトバンク 14.7倍
両社共に、同業他社に比べPERは高くなっており控えめに言って割安とは言えません。
私の場合、購入時にPERを今まで気にしたことは無かったので、このような結果になっています。今後は、株式購入の際に参考にしていきます。
PERの活用
上記でも書きましたが、株式を購入する際にPERを活用するには、同業他社のPERと比較する必要があります。
例えばですが、電力関係の銘柄で割安な株を購入したい場合、
となっています。PERだけを見れば東京電力の株価が同業他社に比べ割安であると言えます。しかし、東京電力の株価が割安であるということは、東日本大震災の賠償などが残っているためであり、単に割安というわけではありません。
PERが同業他社に比べ低い場合はその要因を調べ、理解した上で購入するべきです。
特に長期的な保有を行い、じっくりと値上がりを待つ場合には、PERの低い株価を選択しなければなりません。