「Sansan株式会社」が上場決定
どうも!!mikiです。
社会人として実際に一般企業などに勤めると、名刺を渡したり受け取ったりする機会があります。
その際に、受け取った名刺の管理方法に困ったという経験はないでしょうか。
そういった問題を解決する「クラウド型名刺管理サービス」を運営しているSansan株式会社が2019年6月19に上場することが決定しました。
では、Sansan株式会社について簡単にまとめていきたいと思います。
Sansan株式会社ってどんな会社
Sansan株式会社は東京都渋谷区に本社を置く企業で、法人向けのクラウド型名刺管理サービスである「Sansan」と個人向け名刺管理サービスの「Eight」を運営しています。
企業名にある「San」は日本人が他者を呼ぶ時の「〜さん」を意味しており、「San」と「san」をつなげる、つまり「人と人をつなげる」という意味が含まれています。
そのため、企業目標として「出会いからイノベーションを生み出す」ということを掲げており、新しい技術を用いて、ビジネスパーソンの抱える課題を解決するサービスを提供しています。
事業内容
事業内容としては、冒頭部分でも述べましたが「Sansan」と「Eight」といったクラウド型の名刺管理サービスの運営です。
では、それぞれのサービスについて簡単にまとめていきたいと思います。
Sansan
Sansanは、法人向けの名刺管理サービスとなっています。AIや手入力により取引先の担当者から受け取った名刺を電子データ化し、社内全体で共有することにより、自社の担当者が代わった場合でもスムーズに仕事が行えるということです。
また電子化された名刺データは自動的に会社ごとに集約され、データを閲覧する際にもスムーズに探し出すことが可能です。
そのほかにも、名刺登録されている人が人事移動により部署や役職が代わった場合にも、お知らせをしてくれるサービスなどもあります。
Eight
Sansanは法人用の名刺管理システムですが、Eightは個人を対象にした名刺管理サービスとなっています。
取引先の担当者から頂いた名刺をAIや手入力により、撮影するだけで素早くデータ化することができます。また、専用アプリによりそれらのデータを管理することができるため、スマートフォン1つで名刺管理が行えます。
データ化された名刺は、名前、役職、会社名、部署に加え、メモに記載した内容でも素早く検索することができるため、時間が重要なビジネスパーソンでも使いやすくなっています。
「Eight」のコンセプトの一つとして、 ビジネス版SNSが挙げられます。自身プロフィールをオンライン上にアップしたり、メーセージを送ったりもすることができます。
財務状況
2019年5月16日に発表された、Sansanの2019年5月業績予想によると、売上高10,069百万円と前年に比べ37.5%の増加となっています。しかし、営業利益は938百万円の損失となっているのが現状です。
Sansanの市場シェアは8割を超えており売り上げも伸びているため、今後は黒字化が急務となります。
最後に
ビジネス内容的に、世間的にはあまり認知されている企業ではないですが、機関・個人投資家やIT関連の事業をしている人にとっては注目度の高い上場となります。
私自身もIPOに申し込みはしますが、実際に購入するかは決めていません。