ちからぼ

神奈川県の相模原市に住むミニマリスト投資家です!!

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株式会社レノがレオパレス株を大量購入

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どうも!!mikiです。

株式投資を始めると、企業の不祥事や機関投資家の動きが気になってきます。今までは、業績が安定していた企業でも、1つの不祥事で上場廃止や倒産に追い込まれることもあります。

また、国内外の機関投資家の動向次第で大きな金額が動き、株価に影響してくるため機関投資家の動きは重要になってきます。

今回は投資会社の「レノ」がレオパレス株を大量購入している件について書いていきます。

レオパレス21<8848>

レオパレス21は、東京都中野区に本社を置く企業であり、単身者用アパートであるレオパレス21の建築請負や運営などが主な事業となっています。その他にも、ホテル事業やリゾート施設の開発、介護事業などの分野でも事業を行なっております。

部屋によっては、家具家電が備え付けられており、引っ越し時の初期費用を抑えたい学生の一人暮らしや単身赴任者に人気となっています。

 

特に賃貸関連の事業では、アパートやマンション経営をしたい方に対して、物件の建築からその後の運営までを一括して管理するサービスを提供しています。

施工不良問題

テレビ東京が制作している「ガイアの夜明け」にて特集された、レオパレスの界壁問題の特集が事の発端となります。

放送後レオパレス21は、管理している対象物件の全てで確認調査を行うと共に、補修工事を行うと発表しました。

補修工事や入居者の引越し費用の負担、空室による家賃収入の低下などにより、430億円の特別損失を計上しました。また耐火性能不足なども追加で発覚しており、今後も損失額が広がることも予想されます。

www.leopalace21.co.jp

施工不良問題が発覚した際の株価変動

施工不良問題を受け1,000円近くあった株価は暴落し、さらに、不正発覚後に点検費用や改修工事などにかかる費用の発表、無配当などを受け株価は一段と下落してしまいました。

株主への還元策として830万株の自社株買いを行い、その内780万株を2018年10月に消却するといった対応をしましたが、株価の下落に歯止めはかからず、2019年4月には200円を割り込む結果となりました。

ちなみにですが、上場来最安値は2011年3月15日に記録した67円となっています。

財務状況

補修工事関連損失に関連する引当金は、累計430億円にまで膨れ上がりました。しかし、レオパレス21の現金預金は2018年12月末日時点で、892億と十分であり、自己資本の合計は1,069億年となっています。

株式会社レノとは

株式会社レノは、東京都港区に所在している投資会社です。投資会社ということで、不動産や企業の株式を購入・運用している企業です。

この企業の特徴としては、旧村上ファンド系のグループに所属していた方々が、運営に多く関わっていると言われています。

現在は、個人投資家として活動している村上氏も過去に関わったことがあるなど、話題性の多い企業です。

投資対象となった企業としては、黒田電気SBIホールディングスなどがあります。

レノによるレオパレス21株の取得

2019年5月14日に提出された大量報告書によると、レノがレオパレス21株を5%以上取得したことが判明しました。また、2日後の16日に変更報告書が提出され、レノがレオパレス21株を買増しをしていることが確認されました。その後、変更報告書が度々提出され、日本経済新聞によると2019年5月23日時点で、共同保有分を含めた合計が16.18%となっています。

また、レノ側の保有目的としては「投資および経営陣への助言や提言」としているそうです。

大量保有後のレオパレス21株変動

レノによる大量保有報告を受けレオパレス21株の価格は急上昇し、一時2倍以上まで跳ねあがりました。

市場としては、短期売買による利益や長期保有、レノの提言による株主還元への期待など様々な思惑や旧村上ファンド関係者による株式取得という点から、レオパレス21株が、割安有望株という認識が広がったのだと考えます。

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