金の価格が高騰中
どうも!!mikiです。
株式などの金融資産へ投資を行う際に、いかにしてリスクを低くするのかが重要になってきます。
有名な言葉として、「卵は1つのカゴに盛るな」というものがあります。この言葉の意味は、複数のカゴに卵を分散させておけば、1つのカゴがひっくり返っても被害が少なく済むということです。
資産運用でも、日本株や米国株、不動産などいくつもの資産を保有することでリスクを分散させることができます。
今回は、リスク分散としての「金」の保有や最近の価格変動について書いていきたいと思います。
リスク分散とは
上記でも述べたように投資を行う場合、リスク分散は重要となってきます。
例えば株式を購入する際も、日本株の他に新興国株式を購入したりすることで、片方の株価が下落しても損失を最小限に抑えることができます。
リスク分散を行う上で重要となってくるのは、保有している資産が下落した場合に連動して下落することのない資産です。
例えばですが、日本車に対してかける関税を米国が引き上げたとします。そうすると、日本の自動車産業に関わっている企業の株式は、大部分が下落することが予想されます。この時、トヨタの株式を持っていたら株価が下がり資産が減少してしまいます。しかし、米国の自動車関連株を持っていると逆に値上がりするため資産の減少を緩和もしくは資産の増加が期待することができます。
このように、万が一の場合に対するリスク分散には、自分が持っている資産の価格変動に対してなるべく相関性のない資産を選択する必要があります。
リスク分散としての金保有
株式投資にて資産運用を行なっている方の中には、リスク分散方法の一つに「金への投資」を行なっている人がいます。
株式は景気や経済状況と相関性があるため、不景気や経済が低迷している時に資産が目減りしてしまいますが、金は不景気に強く逆に値上がりが期待できます。
では、実際に起きた経済的な有事と金の価格について下にまとめます。
同時多発テロ
2001年に起きた同時多発テロやインターネットバブル崩壊などの影響で、ダウ平均株価は、前年まで右肩上がりの急成長中でしたが、下落傾向となりました。
また、日経平均株価は前年を大きく下回る結果となっています。
そんな中、金相場は前年よりも1gあたり100円程度の上昇となっています。
リーマンショック
2008年に起きたリーマンショックが引き金となり、世界的な大不況となりました。
ダウ平均株価および日経平均株価ともに前年を大きく下回る結果となり、多くの企業が倒産してしまいました。
そんな中、金相場は前年よりも1gあたり300円弱の上昇を記録しています。
上記のことから金は「有事の資産」と言われていることが理解できます。
金価格の安定性
金は、有事に値上がりしやすく価格が下落しずらいという話をよく聞きます。
ここでは、金の価格が下落しずらい理由についてまとめていきます。
採掘量が限られている
金の埋蔵量は限られており、採掘して市場へ流れてくる量には限界があると言われています。量が限られているのに対して、投資対象以外にもスマートフォンの部品や装飾品としての需要があるため、価格が安定しています。
長期保有による劣化がない
金は酸化することがないため、長期的に保有していても劣化することがありません。また、床に落としたりして傷などがついても、重さが変わらなければ価値は落ちません。
そのため、保有期間が長くても金相場通りの価値を維持することが可能です。
金価格の推移
近年、金の価格は右肩上がりで上昇しており、2019年7月19日時点で1gあたり5,000円を超える価格を記録しています。
私の生まれ年である1993年の1gあたりの最高価格が1,440円のため、およそ3.5倍の価格となっています。
現在の金価格は上昇傾向にありますが、現時点での価格は今まで記録したことのない高値であるということは、頭に入れておかなければなりません。
金投資を行うには
金への投資を行う方法としては大きく二つに分けることができます。
一つ目は「現物の金製品」を購入する、二つ目は「ネットで純金積立」を行うです。
現物の金製品としては、各種金貨やネックレスやインゴットなどがあります。
純金積立は、現物を実際に見ることはできませんが、ネット上にて行うもので感覚としては、株や仮想通貨と同じです。