ちからぼ

神奈川県の相模原市に住むミニマリスト投資家です!!

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10月ビットコイン価格の下落と上昇

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どうも!!mikiです。

今回は、2019年10月下旬に生じたビットコイン価格の大幅下落とその後の急上昇について書いていきたいと思います。

ビットコインの価格推移

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上の図を見てみると一目瞭然ですが、10月末に大幅な下落と上昇があります。

価格は70万円台から一時100万円超えと数日の間で30万円もの価格変動が生じています。では、下記にてそれぞれの要因について書いていきたいと思います。

下落要因

今回の下落要因としては、グーグルが開発中の「量子コンピュータ」が影響しています。ここでは、量子コンピュータがビットコインに対してどのような影響を与えるのかを書いていきたいと思います。

量子コンピュータがビットコインに与える影響

10月23日に、グーグルがスーパーコンピュータでは1万年かかる計算を「量子コンピュータ」を用いることで、3分20秒で解くことに成功したと発表しました。この技術を用いることで、新薬や電池の軽量化などの研究開発にかかる時間が飛躍的に短くなるそうです。人類にとっては革命的な進歩となりますが、仮想通貨にとってはあまり良いニュースではないようです。

量子コンピュータは、従来のコンピュータが苦手とした複雑な計算を得意とします。その高度な計算機能がユーザーの保有するビットコインを暗号化し取引する際に使用する「秘密鍵」の解読を容易に行えるとのことです。

この問題は、以前から様々な技術者より指摘されており今回初めて問題となったものではありません。

今までのハッキング被害は、ビットコインを管理するウォレットに対するものでしたが、今回はビットコインの根幹となるブロックチェーン技術を揺るがす問題へと発展しています。

つまり、ビットコインを支えるブロックチェーン技術に対するハッキングに量子コンピュータが使用されることに対する懸念があるということです。

量子コンピュータに対する懐疑的な意見

今回、グーグルが発表した内容に関してはIBMの技術者やイーサリアムも創設者などから懐疑的な意見が多数出ています。

IBMの専門家グループの意見としてはグーグの発表に対して重大な欠点があるとして、今回の発表自体に異議を唱えています。また、多方面から実用化に関する疑問も上がっています。

実用化に関しては10年後とも言われており、今日明日にビットコインの安全性が脅かすことはないと考えられます。

上昇要因

中国の全人民代表大会常務委員会が26日に「暗号法」を制定し、暗号化ビジネスやインターネットセキュリティ分野に対して開発を後押しすると発表しました。

ここでは、暗号法についての簡単な説明をしていきたいと思います。

暗号法がビットコインに与える影響

中国が制定した「暗号法」は、中国政府が「暗号技術の研究および実用化を支援」することを目的としたもので、暗号の定義や違法行為および罰則についても記述されています。また、暗号技術の知的財産に関する保護についても規定されてるとのことです。

中国は、マイニング事業者が世界的に見ても多く、キャッシュレス先進国ですが国内での仮想通貨取引やICOを一切禁止しています。その中国が仮想通貨に関する技術を国家規模で支援するということで、現在、仮想通貨は盛り上がりを見せています。

中でもビットコインは数日で70万円台から100万円台まで価格が急上昇しており、市場は賑わっています。

今回の暗号法成立は、中国による国家デジタル通過発行の準備との声も多く、今後も市場に対して影響を与えることになるでしょう。

現在は、市場に対して期待感を与えていますが、市場に対して今後も好影響を与えるとは限らないため、中国の動きを注視する必要があります。

私の判断

私は、今回の急上昇のタイミングで保有している全てのビットコインを売却しました。しかし、ビットフライヤーのウォレット内に現金を入れたままで、暴落が生じた際には購入する方針です。

今後、値上がりする可能性もありますが値上がりを待ち、売却するタイミングを逃すよりも高騰した現在の価格で売却する方を選択しました。

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