平成経済の流れ【日経平均株価の高騰】
どうも!!mikiです。
平成が終わり令和時代となりました。
平成の時代は「不景気」だったというイメージを持っている人が多いと思います。私自身も物心ついた頃から日本は不景気だという言葉をよく耳にしました。
しかし、日経平均株価の過去最高額をたたき出したのは、なんと「平成」なのです。
今回は、平成元年の12月29日に記録した日経平均株価の市場最高値について書いていきたいと思います。
バブル経済とは
現在の20代や30代の方々には、バブル経済の記憶はほとんど無いと思います。私自身も、バブル経済崩壊後に生まれたため当時の雰囲気を全く知りません。
しかし、当時を知る40代や50代の方々に話を聞くと、今では考えられないような状況が日本各地で起こっていたとのことです。
では、そんなバブル経済について書いていきたいと思います。
日本でいうバブル経済とは、1986年から1990年頃にかけて起きた「株価の値上がり」や「不動産価格の高騰」などにより波及した好景気のことをいいます。
バブル経済の発端となったのは、1985年のプラザ合意にあります。プラザ合意により円安ドル高の状況から、一気に円高ドル安となりました。そのため、日本の輸出産業は大きな打撃を受けることになります。
そのような状況を打開しようと日銀は、低金利政策を導入して銀行への融資を活発化させるといった対応策を行いました。
その結果、企業の設備投資が行われたり新工場建設などが進み、土地価格の高騰化が進みました。そのような背景があり、土地を担保に銀行から融資を受け、さらに土地を購入するといったサイクルが出来上がってしまったのです。
土地の売買や銀行からの融資により手元には大きな資金があり、それらの資金が株式市場へ流れ込むことによって、日本株の価格上昇が引き起こされました。これらの価格上昇は、実体経済から大きくかけ離れており、異常な経済状況と言えます。
このような背景により生じた1986年から1990年に生じた好景気をバブル経済といいます。
バブル経済のエピソード
バブル経済時の日本では、現在では考えられないようなエピソードや価値観があります。
ここでは、その一部を紹介していきたいと思います。
などなど、、、
日経平均株価の推移
バブル経済の前より輸出関連の株価は、円安の恩恵を受けて上昇していました。しかし、バブル経済となるとさらなる株価上昇が起き、現在では考えられないような値上がりを見せました。
では、日経平均株価の推移を見てみましょう。
このように、バブル経済前後では価格上昇と下落が一目でわかるほど顕著に現れます。
日本平均株価の最高額更新
ブログの題名にも書きましたが、バブル経済の絶頂期には、日経平均株価が4万円に届く勢いを見せ、現在の株価からすると考えられない数値になります。
日経平均株価が最高値は、平成元年の12月29日に記録した3万8,915円です。2018年の日経平均株価の最高値が2万4,448円ということを考えると、その高さが実感できると思います。
さいごに
今回は、平成元年に記録した日経平均株価の最高値についてその要因を含め書きました。今後、バブル崩壊やリーマンショックなどの平成で起きた経済トピックについて書いていきたいと思います。