夏に強い「ビール」関連企業
どうも!!mikiです。
5月になり半袖で日中を過ごす機会も増えてきました。
本格的な夏がこれからやってくると、暑気払いや会社の飲み会が増えてきます。そして、暑い夏の飲み会に欠かせないのが、ビールです。
今回は、ビールを製造販売を行なっている主要な企業について書いていきたいと思います。
サッポロビール<2501>
サッポロビールは、東京都渋谷区に本社を置く企業であり、酒類事業を中核として食品飲料事業や不動産事業を展開している企業です。
販売している製品にはエビスなどがあり、ビール事業は国内シェア4位となっています。
不動産事業は、サッポロビールゆかりの地である「札幌」、「恵比寿」、「銀座」、「名古屋」を中心に、ホテル運営や不動産開発および賃貸管理を行なっています。
株価は、2012年には1,500円を下回っていましたが、2017年には3,500円を超えるまでになっています。しかし、2017年から2018年にかけては株価が低下傾向にあり、2019年5月16日時点では、2,500円を割り込んでいます。
サントリー食品インターナショナル<2587>
サントリー食品インターナショナルは東京都中央区に本社を置く企業であり、酒類事業、飲料品事業、健康食品事業などを手がけている企業です。
販売している製品には、金麦、プレミアムモルツ、CCレモン、伊右衛門、山崎、響など数多くの製品があります。
個人的には、あまりビールの企業というよりは、飲料品およびウイスキーの企業というイメージが強いです。
ビール事業は国内シェア3位となっています。
株価は2013年の上場以来、多少の増減はありますが、株価は横ばいとなっています。
キリンホールディングス<2503>
キリンホールディングスは、東京都中野区に本社を置く企業であり、主にビールを中心とした飲料品を製造販売する企業です。飲料品関連の事業以外にも、医薬品の研究開発なども行なっています。
販売している製品には、一番搾り、のどごし生、氷結などのスーパーやコンビニに行くと必ずと言っていいほど、置かれています。
ビール事業は、国内シェア2位となっていますが最近は、チューハイや紅茶が好調となっています。
株価は、2012年には1,000円を下回っていましたが、2018年には3,000円を超えるまでとなっています。
アサヒグループホールディングス<2502>
アサヒグループホールディングスは、東京都墨田区に本社を置く企業であり、酒類関係の事業を中核事業として、飲料事業、食品事業を手がけている企業です。
販売している製品には、 アサヒスーパードライ、ブラックニッカ、三ツ矢サイダー、カルピスなどの有名なものが多数あります。
アサヒグループといえば、ビールのイメージが強いですが、ウイスキーやソフトドリンクでも有名な製品が多数あります。
ビール事業では、国内シェア1位を誇りかつ東京オリンピックでは、「ゴールドパートナー」になるなど、事業面でも社会的にも地位を築いています。
株価の推移としては、2012年は2,000円を下回っていましたが、2018年には一時6,000円を超えるなど、6年で株価が3倍以上になっています。
さいごに
夏といえば、野外でビールを楽しむ人が多いと思います。しかし、ビール類の出荷は13年連続で最低記録を更新しています。この要因としては、多種多様な酒類が充実していることや、ウイスキーの台頭、値上げが影響していると考えられます。
今回、紹介した企業をビール大手5社と呼んでいますが、その5社の中でもシェアを伸ばしているのは、キリンホールディングスのみであり、一人勝ちの状況となっています。
今後は、縮小するビール業界に対して清涼飲料水などの分野でどれだけシェアを獲得できるかが、企業にとって重要だといえます。