生涯投資家から考える村上氏の投資戦略
どうも!!mikiです。
株式投資を行なっていれば、村上世彰氏の名前を聞いたことのある方が多いと思います。村上氏が全国的に有名となったのは、2006年のニッポン放送株をめぐるインサイダー取引による有罪判決です。連日、メディアによる追求や報道が行われましたが、時間が経つにつれて、忘れ去られていきました。
その後、村上氏は表舞台から姿を消していましたが、2017年に「生涯投資家」という著書を出版し、再び注目されるようになりました。
今回は、「生涯投資家」から学ぶことができる村上世彰氏の投資手法や投資に対する考え方について簡単にまとめていきます。
期待値が1.0以上
ここで言う「期待値1.0」とは、村上氏が独自に調べ算出するものです。期待値の特徴としては、投資効果が無になる可能性が高くても、それ以上に2倍や3倍になる可能性が高ければ期待値は高くなるとのことです。
つまり、勝率がいかに低くても戦略次第で期待値を高め、投資するということです。
ちなみに期待値という観点で、宝くじやギャンブルを見た時に、1.0を超えるものは無いため、村上氏は手を出さないようにしているそうです。
IRRが15%以上
IRRとはInternal Rate of Returnの略で、日本語だと内部収益率と言います。
IRRが5%だと「定期預金を年率5%で複利運用した」場合に得られるリターンと同じリターンが得られるということです。
村上氏はIRRを非常に重要視しており、15%以上を投資対象としています。
リスク査定
リスクを示すデータは様々なものがあり、それぞれの証券会社で企業分析を行い、投資指標としてデータを公開しています。
村上氏の場合、リスク査定で重要視しているのは、数字や指標よりも経営者やビジネスパートナーの性格や特性です。
相手の性格や特性を理解することで、自身のビジョンのどの部分と衝突するのか、そして衝突した際に、話し合うことでそれを解決できるかを知ることが重要になります。
最後に
今回は、村上氏の「生涯投資家」という著書を読んで、投資家村上氏の考え方を学びました。投資の話以外にも、村上氏の生い立ちや堀江貴文氏との出会い、そしてあの事件についても書かれています。