注目企業UUUMの決算発表について
どうも!!mikiです。
日本では最近、空前のyoutubeブームが到来しておりyoutubeのトップクリエーターたちの影響力が絶大となっています。
そんな中、youtubeのトップクリエーター達のほとんどをマネージメントしており、日本におけるyoutube市場をほぼ独占しているのがUUUM株式会社です。
今回はUUUM株式会社が発表した、2019年5月通期決算について簡単にまとめていきます。
UUUM株式会社とは
まず初めにUUUM株式会社の概要について書いていきます。
UUU株式会社は東京都港区に本社を置き、youtuberを活用したプロモーション事業やメディア事業、動画マーケティング・コンサルティングなどを展開している企業です。また、オリジナルのアプリケーション開発やイベント企画なども手掛けております。
現在、日本には複数のyoutuberコンサルティング事務所がありますが、UUUM株式会社の競合となる事務所がないのが現実です。
事業内容
UUUM株式会社の事業内容としては、「クリエイターサポート事業」、「インフルエンサーマーケティング事業」、「ゲーム・メディア事業」の3つに分けることができます。
では、それぞれの事業について書いていきます。
クリエイターサポート事業
UUUM株式会社に所属するクリエイターの動画作成のサポートやスケジュール管理、企業案件の営業など様々なサポートを行なっております。
インフルエンサーマーケティング事業
企業とタイアップした動画による商品紹介やサービス、アプリの紹介などを行なっております。また、それに付随した事業でクリエイターのグッズ販売なども行なっています。
ゲーム・メディア事業
自社オリジナルのゲームやアプリの提供・運営や動画メディアの運営を行なっています。動画メディアは、youtubeにてUUUM独自のチャンネルを開設しており、イベントの裏側などの配信を行なっております。
決算報告の内容
ここでは、先日発表されたUUUM株式会社の決算報告を簡単にまとめていきます。
先日発表された通期業績報告によると、売上高19,726百万円、営業利益1,247百万円となっており、前年を大きく上回る結果となっています。
収入の内訳を下記に示すと、
- 自社サービス479百万円
- クリエイターサポートその他796百万円
- 広告(企業とのタイアップ案件)1,474百万円
- アドセンス3,484百万円
となっています。
収入の大部分をGoogleのアドセンス収入によるものであり、自社サービスが最も低い割合となっています。
このことから、Googleのガイドライン変更による影響が大きいことがわかります。今後、安定的な収入を得ていくためには、自社サービスの充実が必須となってきます。
しかし、収入源全てにおいて増収となっていることから、企業としての運営は順調と言えるでしょう。
今後の見通し
決算報告の資料内でも、今後は個人の時代が到来するということを重要視しており、個人が作る経済圏をターゲットとして今後も事業を展開していくとのことです。
その一環として、「note(ノート)」を運営している株式会社ピースオブケイクと資本業務提携し、note上でのインフルエンサーをサポートしていくとしています。
2020年の業績見通しでは、売上高26,000百万円、営業利益1,400百万円としており、さらなる成長が期待できます。
引用先
今回の記事は、UUUM株式会社のHPおよび2019年5期通期決算説明資料を元に作成しました。