ちからぼ

神奈川県の相模原市に住むミニマリスト投資家です!!

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トレファクが好決算

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どうも!!mikiです。

メルカリやラクマなどのフリマアプリの台頭で、中古市場はこれまでにない盛り上がりを見せています。そんな中、店舗型の中古品買取ビジネスは苦戦を強いられており、転換期を迎えていると言えます。

このような状況下で、中古品売買大手であるトレジャー・ファクトリーが2019年7月10日に2020年2月期第1四半期決算を発表しました。今回は、この決算報告について簡単にまとめていきます。

トレジャー・ファクトリー<3093> とは

トレジャー・ファクトリー(以下トレファクとする)は、東京都千代田区に本社を置く企業で、家電、衣服、家具、雑貨などのリユース事業を手掛けている企業です。

手がけている店舗は下記の通りになります。

  • トレジャーファクトリー
  • TreFacStyle
  • トレファクスポーツ
  • BRAND CLLECT
  • UseLet
  • トレファクマーケット
  • Kindal
  • ゴルフキッズ

それぞれ、ターゲット層や取り扱っている商品が異なっており、効率良く集客を行なっています。

また、宅配買取や冠婚葬祭時のフォーマルファッションのレンタル事業、引越事業などもおこなっており、特に宅配買取および引越事業は需要が伸びてきています。

決算について

では、2019年7月10日に発表された「2020年2月第1四半期決算」の要点をまとめていきます。

今回の決算では、

  • 売上高が4,746百万円(前年比109%)
  • 営業利益が387百万円(前年比126.5%)
  • 純利益265百万円(前年比前年比136.2%)

と好業績となりました。また第2四半期予想も上方修正となり、ビジネスの順調さが見てわかりました。

中古品仕入と販売の金額を個別で見てみると、仕入、販売ともに上から衣類、服飾雑貨、電化製品となっています。

販売金額の伸びとしては、自社サイトでのオンライン販売が前年比160%であったことが大きく、販売動向として衣類は「客単価、客数が共に増加」、電化製品では「客単価の増加」、ホビー用品では特に「スポーツ用品が好調」という結果でした。

仕入額が伸びた主な要因としては、大型品を買取る出張買取が伸びたことがあげられます。また、Amazonとも提携しており、新規顧客の開拓を図っています。

今後の経営方針

今後の経営方針については現状維持では無く、さらなる成長を目指し、新規店舗の増設および新規事業への投資を行なっていきます。

数値目標

数値目標を

  • 売上高を前年比103.7%
  • 売上総利益を前期と同率程度

としており、そのために出張買取を前年同期比25%超を目指し、Amazonと連携した顧客の獲得を行うとのことです。また、物流センターを増設してEC販売での売上を前年同期比400%を目標としています。

新規出店

新規出店は、首都圏や関西圏を中心に年間15店舗前後の出店を目指すとのこと。

また、東京都内にはラグジュアリーブランド専門店を既に出店しており、さらなる高単価の客層をターゲットにした運営も行なっています。

新規事業

レンタル事業の売上が前年同期比145%、引越事業の件数が前年同期比125%を目標にしており、さらなる成長を目指しています。

考察

メルカリやラクマなどのフリマアプリの台頭により、店舗型の中古品売買のビジネスは苦戦を強いられています。しかし良くも悪くも、中古市場が注目され、今まで捨てられていた物も市場に出てくるようになりました。

フリマアプリだと売却まで時間がかかったり、発送を自身で行うという手間がかかります。しかし、トレファクなどを利用すればすぐに手放すことができ、かつ自宅まで引き取りに来てくれます。今回の好決算は店舗型の買取および宅配買取の強みを生かした結果だと思います。

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