ちからぼ

神奈川県の相模原市に住むミニマリスト投資家です!!

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Youtube市場への投資について

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どうも!!mikiです。

株式投資を行う際に、投資する企業の業態を知らずに株式を購入する方はほとんどいないと思います。私自身、購入する企業の業態がこれから先伸びていく可能性があるのかを考えながら株式を購入します。

最近、成長している市場の一つにyoutube市場があります。今回は、youtube市場への投資の一つとしてUUUM<3990>について書いていきたいと思います。

UUUM<3990>とは

UUUMは、日本国内のYutube関連事業の筆頭格であり、国内市場をほぼ独占していると言っても過言ではありません。元々、国内のトップユーチューバーらによって設立された企業であり、株主の中にはヒカキンらも名を連ねております。

以前、IPO前に企業紹介を本ブログにて行っていますので、気になる方をそちらも合わせてご覧いただければと思います。 

www.chikalab.com

2020年5月期第1四半期決算状況

UUUM社が2019年10月17日に発表した2020年5月期第1四半期決算状況によると、売上高、粗利益、営業利益、純利益などのすべてで前年同時期を大きく上回る結果となっています。

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※UUUM社2020年5月期第1四半期決算資料より作成
今季の第1四半期は全事業にて増収を達成し、全体としては前年比132%の増収となっています。また、売上高の増加に伴い粗利益、営業利益もそれぞれ前年比135%、130%の増益となっており、数字面でも事業が好調であることがわかります。

売上高の増加に伴い人件費を増加しており、現在のYoutube市場の増加とともに人件費も増えていくことが予想されます

UUUMの収益を支える動画再生数およびチャンネル数ですが、チャンネル数は順調に右肩上がりで伸びていますが、動画再生数に関しては伸びてはいるものの、増加傾向に陰りが見えつつあります。また、アドセンス収入を動画再生数で割った1再生あたりの単価ですが、前年同時期は0.22円、今季が0.26円となっています。

投資への懸念点

上記で述べたことからUUUMという会社は、急成長中で市場トレンドにも適したビジネスモデルであることがわかります。

しかし、そんなUUUMでも投資を行う上で懸念する点がいくつかあります。懸念点を下記に示すと、

  • トレンド事業である
  • 企業参入が増えてきている
  • 子供向け動画への広告費減少
  • 運営側の規制強化
  • 広告単価の変化

などが挙げられます。

現時点では、市場が急拡大しておりかつ日本ではUUUMの独占市場となっていますが、一部企業はすでに自社の広告を目的としたyoutubeチャンネルを開設し、顧客獲得を行っております。動画の内容は、従来のテレビCMのようなものではなく、シリーズ化された動画を随時投稿していたり、教育関連の動画であったりします。

また、エンタメや子供向け動画よりもビジネス関連などの大人向け動画の方が単価が高くなっています。UUUMに所属するトップユーチューバーの多くが、エンタメや中高生向けの動画を出しており、今後の収入単価の下落と言った影響が考えられます。

それに加え、運営側の規制が強化され、従来の過激系動画を投稿すると広告が消されたり、最悪の場合だとチャンネル自体を消されてしまう危険性もあります。エンタメ関連の動画はそういった規制にかかりやすいので、自粛となれば再生数を稼げなくなる可能性があります。

 

現時点ではyoutube市場が伸びており、それに伴い増収増益となっていますが、市場が伸びきった場合やユーザーが別の市場へ流れ込んだ場合などに備えて、事業を多角化する必要があります。実際に、UUUM側もyoutube市場だけでなく、多方面の市場にも投資を行っています。その中には「note」を運営するピースオブケイクなどが含まれています。noteに関しては、現時点でのビジネスとの親和性も高く、UUUM所属のクリエイターの発信の場がさらに広がっていきます。

UUUM株は買いなのか

UUUM株に関してですが、本ブログを買いている時点での予想PER120.53倍、実績PBR36.43倍と現時点での企業価値からすると割高だと言えます。しかし、将来的な企業価値からすると割高なのか割安なのかはわかりません。

UUUMの企業価値は、現時点においてyoutube市場とリンクしてくると思われるので、今後のyoutube市場がどこまで拡大するのかを予想しつつ、企業への投資を行っていくべきだと考えます。

私自身は、現時点でUUUM株は保有しておらず、購入する予定もありません。しかし、業績とは関係のない株価下落などがあれば購入も検討していきたいと考えています。 

 

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