老後の資産形成【貯金編】
どうも!!mikiです。
少し前ですが、金融庁が公表した「老後資金2,000万円問題」というものがありました。この文書に関しては様々な方面から批判があり、いつの間にか話題にも上らなくなりました。
金融庁としては、積立投信や積立NISAといった資産運用を促進するために公表したデータだと思いますが、2,000万円程度であれば資産運用をせずに貯金だけで対応できます。
今回は、貯金だけで2,000万円を貯める方法と考え方について書いていきたいと思います。
はじめに
まず初めに、すでにストレスなく貯金を行えている方にとっては、本ブログに書かれている内容はありきたりだと感じると思います。
つまり、そのくらい当たり前の方法で2,000万円を貯めることはできます。
また現在、私自身が保有する金融資産は2,000万円には遠く及ばないため、今回の記事は、私自身が書籍などて得た知識を元に書いていきます。
では、老後資金2,000万円を貯金だけで形成する考え方と方法について書いていきたいと思います。
収入の10%を貯金へ回す
2,000万円貯めるために必要な貯金額はズバリ「収入の10%」です。自身の収入が月20万円であれば、2万円を貯蓄し残りの18万円の中から税金や日々の生活費を支払うようにします。
何千万円単位の資産を貯金のみで形成した人についてネットで検索すると、ほとんどの人は、収入の3分の1から半分を貯蓄へ回すことによって目標を達成しています。
また、一部の人はボーナスをほぼ全額貯蓄へまわしており、生活費を極限まで削っています。当然ですが、ここまでストイックに貯蓄を行えば、若くして老後資金を貯めることに成功すると思います。
しかし、老後資金が必要なのは定年退職後のため、極論を言えば「退職時に2,000万円以上の資産を形成すれば良い」のです。
では、収入の10%を貯蓄に回し2,000万円もの資産を形成することができる根拠について書いていきたいと思います。
サラリーマンの生涯年収は、「労働政策研究・研修機構(ユースフル労働統計2017)」によると平均2.5億円、中央値が2億円とされています。このことから収入の10%を貯蓄へ回すことで2,000万円は簡単に貯蓄することができます。
貯蓄後の資金で生活する仕組みを作る
資産形成を行う上で最も重要なのが、貯蓄後の資金で日常の生活を送れる仕組みを作ることです。せっかく貯蓄をしても、クレジットカードのリボ払いを利用していたり、キャッシングサービスを利用していては意味がありません。
日々の生活費を下げるのに必要なことは、いかにして固定費を下げるのかです。現在、日本で生活している人の多くが、家賃、通信費(スマホ代含む)、保険といった3大固定費に生活費の多くを吸い取られていると思います。
それら3つの固定費を見直すことで、年間数十万単位で節約することが可能となります。では、それぞれの方法について下記に示します。
生活に見合った住宅選択
収入に見合わない間取りやデザイナーズマンションに住んでいる人は、住んでいるだけで収入の大半を吸い取られています。起きて半畳寝て一畳という言葉があるように、人間が生活するスペースはそれほど必要ありません。
格安SIM、格安スマホの活用
通信費に関しては、大手キャリアから格安SIMや格安スマホへ乗り換えることで、費用が3分の1以下にすることもできます。
保険プランの見直しや解約
保険に関しては、詳しい内容を知らずに加入している場合、プランの見直しなどにより費用を削減します。しかし、私個人の意見としては、国民皆保険と高額療養費制度を活用することによって、民間保険の加入はする必要がないと考えています。
定期的な生活費の見直し
一度決めたルールや生活費は、年を重ねたり、職場環境の変化、家族構成の変化などに対応できているとは限りません。つまり、一度決めたルールにずっと縛られることなく、その都度最適なルールを決めることが必要となります。
ボーナスや残業代はないものと考える
働き方改革や不況などによりボーナスや残業代は変化します。最悪の場合、それらの所得がなくなっても今後の生活に大きな影響が出ないように、ローンを組むような大きな買い物をする際は注意しなければなりません。
自宅ローンの支払いを残業代やボーナスに頼っていては、万が一の事態に老後破産やマイホームを手放す危険性があります。
最後に
今回、紹介した考え方や方法はネットや書籍ですぐに調べることができます。また、どれも行動1つで解決できることばかりなので、本気になれば容易に可能です。
私も資産運用しつつ、現金資産だけで2,000万円を形成できるように努力していきたいと思います。